たまには害虫でも眺めましょ

自然界の創造に驚きや感動を覚えること、ありますよね?

学校の畑でもそんな場面に遭遇することが多々ありますが、普段は嫌われ者の害虫だって、よく見ればなかなか神秘的な姿。ということで、たまには害虫でも眺めましょうか。

5−6月にチンゲンサイの露地に現れた6種類の害虫をご紹介。  ※虫が苦手な方は敬遠してください

まず最初のエントリーは?

知名度No.1、アオムシ君 (モンシロチョウの幼虫)
夕日に照らされた一輪の花、ではなくモンシロチョウの卵

エントリーNo.1は、みなさんご存知、アオムシ君。ヒラヒラと舞う可愛らしいモンシロチョウの幼虫です。食欲旺盛でひたすら葉をモグモグしてます。

成虫のモンシロチョウは、葉の緑色を発見するとさりげなく降下して、ヒットアンドアウェイで卵を産みつけます。しかも、彼らは卵を1箇所に集中させずに、分散して生みます。葉の表裏に数個づつ、そして畝に植えたすべての野菜株にまんべんなく。リスク分散を考えた見事な戦略にも感心!

さて、お次は、

黒いぷにぷに、ヨトウムシ君 (トヨウガの幼虫)
乾電池10本パック、ではなくヨトウガの卵

エントリーNo.2は、ヨトウムシ君。ヨトウムシは、漢字で書くと夜盗虫。試しにMacでヨトウムシと打ちこんで、漢字変換してみてください。最初に出てくるワードは「与党無視」とな! おぉ、そうきたか。ヨトウムシは、ヨトウガという夜蛾の幼虫で夜行性。でも小さな幼虫の頃は昼間でも活動していて、成虫になるにつれ夜行性になるとのことで、なんだか人間みたい。こいつも葉モグモグ系です。

卵は、モンシロチョウと違って一箇所にまとめて生むようで、チンゲンサイの株元にさりげなく産みつけられていました。一見して乾電池のようですが、触ってみると・・・硬い!どうも乾電池のような見た目のまま、殻のような構造を持っているみたいで、指の腹では潰せないくらいに硬くてびっくり。爪で潰すようにしてようやく破壊できます。どうりでモンシロチョウのように卵を分散してリスクを減らす必要もないわけですね。

どんどん行きましょう。次っ!

動きが愛らしい、シャクトリムシ君 (シャクガ科の蛾の幼虫)
敵が近づくと・・・擬態!?

エントリーNo.3はシャクトリムシ君。葉モグモグ系。彼らは体の中央付近の脚が退化しているので、よいしょっこらしょっと特徴的に歩きます。尺取り虫って、うまいこと名付けたなぁ。子供の頃は、この動きが面白くて眺めてましたよね。

遠目に見ていると青虫のようにのんびりと葉を食べていますが、僕が葉に近づくとピーんと立って動かなくなります。バレバレだけど、擬態のつもりのよう。残念ながら卵は見つけることができませんでした。

さらに続けて、

カメムシの仲間、ナガメ。手ブレしちゃってゴメンナサイ。

エントリーNo.4はナガメさん。肉眼でみるとツルっとしてるけど、よく見るとブツブツもあって強そう。オレンジと黒のコントラストは、一時期流行ったアウトドア向け自動車のカラーリングみたいでカッコイイですね。

チンゲンサイが成長して葉がネットに触れたりすると、こいつにネット越しでチューチューと葉が吸汁されてしまうことがありました。以前触ってしまったカメムシはとても臭かったけど、こいつはどうかな・・・と思うも、臭いのは嫌なのでいまだに触ってません。

さらにさらに続けて、

キスジノミハムシ君

エントリーNo.5はキスジノミハムシ君。小さいヤツですが、カブトムシと同じような甲虫。ウッディーな色合いで、ニスを塗ったようなボディがなかなか綺麗。

ただし、こいつはアブラナ科の作物を育てる農家にとって、一番の強敵です。体が小さいので、学校にある1mmのネットでは侵入を防ぐことができません。なので、ある有機農家さんでは、0.4mmのネットを使っているとおっしゃっていました。防虫ネットは目が細かいほど高くなり、0.4mmクラスだと100mで4−5万円します。高い!

ただし、目が細かいほどネットの耐久性も高いので、大事にすれば長く使うことができます。ここらへんは自身の用途に応じて考えると良いみたいですね。農業ハウスに使うフィルムでも、安い農ビか高めの農POかを、自身の用途に応じて選択しますが、それと同じ。

そして最後に、

エントリーNo.6はカタツムリ。この時期に紫陽花の上でよく見かける彼は、おろし金のような歯が付いた舌を持っていて、葉の表面を削るように食べます。で、背負っている殻!よくよく見れば、さりげなく金細工を施した骨董品の壺のようにも見えませんか?

以上、エントリーしてくださった害虫君たちでした。ちなみに、これだけの害虫がチンゲンサイに付きながら、なぜかアブラムシだけは付かなかったんですよねー。自分より強い虫がいると来なくなるのかしら。

ではでは。

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紹介した写真は、すべてOLYMPUS TG-6で撮っています。コンパクトデジカメで防水機能を持ったものは各社から販売されていますが、その中でもダントツの人気を誇っています。僕の場合は、農作業しながら写真を撮るので、カメラが雨でびしょ濡れになったり、泥だらけになったりします。そんなシチュエーションでも使えて、マクロ撮影もバッチリなカメラとして、最高の相棒になっていますー!

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この記事を書いた人

電子機器メーカーエンジニアから、一念発起して農業を学び始めたオジサン学生。マレーグマの如く土をほじくり返す毎日です。

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