農業大学校:第3週目

今週は、暖かい日と寒い日が入り混じり、ハウス内の温度管理が単純にマニュアル化できない状況を垣間見ることができた週でした。今週のトピックは2つ。1つ目は、プロジェクト演習の計画を提出したこと。2つ目は、具体的な講義が始まったこと。

プロジェクト演習の計画については、自分がやってみたい事をなんとか計画の形にして、さっそく先生にチェックをお願いしてみました。

圃場内に作物をどのように割り付けるの?事前に苦土石灰は入れるの?

具体的にどのくらいの元肥を入れるつもり?追肥はどうするつもり?

作物の比較条件はどのように設定するの?

種はどうするの?そもそもなぜその作物に着目したの?

先生は、農業の右も左もわからない僕を、笑顔で優しく責め立てる。要は、調査や勉強が足りないと言っているのだ、たぶん。そんなこと言ったって、まだ講義も始まっていないのでわかりませんなどと、たとえ心の中では思っても口に出してはいけない。

県が推奨する栽培条件は、メジャーな作物であれば県の農林水産技術会議が発行しているハンドブックで調べることができるらしいので、必死にページをめくる。そこに載っていない作物であれば、似たような作物の情報や種苗メーカーが提供している情報などを調べる。また、農業大学校に通っている期間限定だが、ルーラル電子図書館という農業関係情報を集めた情報サービスも利用できる。そうやって、ようやく修正した計画を先生に提出したところ、、、とりあえずはOKを頂きました!これでようやく圃場に手を入れられます。

2つ目のトピックである講義について。僕はもともと、最初に机上で講義をみっちり受けてから実践的な演習計画を立てるものだと勘違いしていた。なので、講義が始まるのを今か今かと待っていたのだ。

有難いことに、学校は実にたくさんのものを用意してくれている。作物栽培概論、果樹栽培概論、花き栽培概論、土壌肥料概論、野菜栽培、病害虫防除概論、農業経営概論と盛りだくさん!また特別講義として、関係機関や団体、種苗メーカーや農家さんなどを招いての講義などもある。

さっそく始まった講義は、教科書に沿って進めるというよりも、先生自作のスライドや白板に説明図を描きながら講義スタイルが多い。先生の実際の体験談や事例も交えながらなので、机上学習でありながらも実践的。そして、他の生徒からの質問で引き出された先生の回答や体験談が、またとても参考になったりする。

講義や実習が進むにつれ思うのは、農業って奥深い!ということ。少しでも早く自分の技術を向上させるため、今は絶対に出席を欠かせたくないので、体調管理も含めてしっかりやっていきたいと思いますー。

————————————————

来週からは、講義と農場実習に加えて、圃場を使っての自身のプロジェクト演習も始まるので、盛りだくさん。週単位でトピックをまとめることは無理そうなので、今後はトピックごとに投稿する形に変更して発信したいと思います。

よろしくお願いします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

電子機器メーカーエンジニアから、一念発起して農業を学び始めたオジサン学生。マレーグマの如く土をほじくり返す毎日です。

コメント

コメントする

目次